ステロイド高容量迅速減量法を用いた
成人発症スティル病の治療の検討

AOSDの治療に、ステロイドの用量日程は標準化されていない。ステロイド高容量迅速減量法を用いて治療したAOSD3例の検討を行った。

【症例1】21歳女性
【主訴】発熱関節痛
【現病歴】平成26年11月一週間以上続く39度の発熱・関節炎・皮疹・リンパ節腫腸をきたした
【現症】38°咽頭痛、両膝関節の腫脹圧痛、下顎部、上腕、手指、両膝部に紅斑の皮疹あり

【症例2】64歳女性
【主訴】発熱関節痛
【現病歴】H27年10月頃 関節痛、両大腿、肘部に紅斑が出現した
【現症】38°両肩、足、右手関節の腫腸圧痛、前腕部、大腿に紅斑の皮疹あり

【症例3】72歳女性
【主訴】歩行障害
【現病歴】大腿、下腿部関節痛をきたし、歩行困難を来たした
【現症】37.5両膝関節の腫腸圧痛、下顎部、上腕、手指、両膝部に紅斑の皮疹あり
3例とも咽頭痛、検査値にてCRP、白血球、フェリチン高値、IL-18>5000pg/ml軽度肝障害、血培Gaシンチ各種検査でなAOSDと診断した

【治療】
①PSL120mg/日で初めて20mg3日間で減量(PSL総量1960mg31日間)
②PSL120mg-60mg/日まで20mgずつ3日間で減量、それ以後10%ずつ1週間(W)で減量(PSL総量3940mg100日間)
③PSL40mg/日を4Wその後10%ずつ2Wで減量(PSL総量3990mg154日間)

【結果】症例3は治療①で寛解・継続している
症例1.2は治療②に治療できた

【考察】AOSDの治療は従来③で治療をされているが、AOSDの病因が高サイトカイン血症である可能性があるので、合併症がない限り、ステロイドの使い方も膠原病と変えるべきと思われる。